大学出版史

高見順『昭和文学盛衰史』

高見順(1907-65) の『昭和文学盛衰史』(文春文庫、1987)読了。この本は長年積ん読になっていた。1958年の単行本(文藝春秋新社)では上下2冊。文庫版で616頁。なかなか手が出なかったが、わたしの遠縁の編集者・作家である佐左木俊郎(1900-33) も登場し…

水戸光圀と出版事業

20170115 水戸光圀と出版事業 316年前の今日、1701年1月14日(元禄13年12月6日)、徳川光圀が亡くなりました(1628生れ)。水戸藩の2代目藩主。レンカノフk将軍、水戸黄門です。水戸光圀とも言います。光圀は、江戸時代の藩主として、最大の出版事業者です。印…

海後宗臣、佐藤誠実、広池千九郎

20110407 海後宗臣、佐藤誠実、広池千九郎 ツイッター3月28日で発信した内容(下記のAとB)に関連して、武蔵野美術大学の高橋陽一先生より、論文抜き刷や書籍をお送りいただいた。これまで大学出版部のことなどで電話でお話ししたことのある方で、3月新刊の…

南原繁と富山県小杉高校

20110404 富山大学の佐藤幸男理事・副学長から電話をいただいた。富山大学出版会代表理事。2006年に私が同出版会にお伺いした際にもお会いした方である。用件は、富山県の小杉高校で南原繁についての講演を頼まれた、ついては講演の際に、3月2日の朝日新聞に…

学生書房編集部編『闘うヒューマニスト:近代日本の革命的人間像』(1948年4月);桜井恒次

20130623 学生書房編集部編『闘うヒューマニスト:近代日本の革命的人間像』(1948年4月);桜井恒次 学生書房から1948年に刊行された『闘うヒューマニスト』を入手した。これは、12人の人物を取り上げて、担当執筆者に自由に書いてもらったものである。例え…