2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
島崎藤村『春』を日本近代文学館の復刻版で読み始めた。まいったなあ。これを最初に読んだのは、1972年20歳の時々。まさに鬱鬱とした青春の時。本書に登場する藤村や透谷の悩みと挫折に自らを重ねて読んでいたことをまざまざと思い出した。果たして自分はこ…
竹沢泰子先生から新著『アメリカの人種主義 カテゴリー/アイデンティティの形成と転換』(名古屋大学出版会)を恵贈される。500頁を超える浩瀚な研究書。日本学術振興会出版助成によるもの。この3月に京都大学人文科学研究所を退職する前にこれまでの成果を…
国際基督教大学教授であった古藤先生が2022年2月5日に亡くなられていたことを遅ればせながら知った。パーキンソン病で定年前に国際基督教大学を辞められて施設に入られていたことは同大学の小島康敬先生から聞いていたが、訃報に接することはなかった。古…