山本健吉

山本健吉の中野重治評

20170507 29年前の今日、1988年5月7日、文芸評論家の山本健吉が亡くなりました。1907年長崎市生れ。享年81. 戦前、特高により夫婦ともに拘引された経歴あり。作家で共産党員歴のある中野重治についての山本の次の一文がいいーー《中野氏はその詩と散文とを…

山本健吉『いのちとかたち:日本美の源を探る』

20170505 山本健吉『いのちとかたち:日本美の源を探る』(新潮社 1981)読了。購入が「2004年10月16日」というメモ書きがあるから、12年半にして読んだことになる。山本については『古典と現代文学』を学生時代に、『大和山河抄』をその後に読み、『釈迢空』…

日産書房:小林秀雄、金田一昌三、山本健吉、三浦徳治と矢内原忠雄『内村鑑三と新渡戸稲造』(1948)

20170527記 【日産書房:小林秀雄、金田一昌三、山本健吉、三浦徳治】「戦後北海道の出版文化」展で矢内原忠雄『内村鑑三と新渡戸稲造』(日産書房 1948)が展示。この日産書房は、発行者の三浦徳治と札幌の金田一昌三が運営したようで、その奥付住所は港区芝…