2020-04-11から1日間の記事一覧

日産書房:小林秀雄、金田一昌三、山本健吉、三浦徳治と矢内原忠雄『内村鑑三と新渡戸稲造』(1948)

20170527記 【日産書房:小林秀雄、金田一昌三、山本健吉、三浦徳治】「戦後北海道の出版文化」展で矢内原忠雄『内村鑑三と新渡戸稲造』(日産書房 1948)が展示。この日産書房は、発行者の三浦徳治と札幌の金田一昌三が運営したようで、その奥付住所は港区芝…

震災後の吉野作造:「悪者扱さるゝ私」

20110406 震災後の吉野作造:「悪者扱さるゝ私」 3.11大災害後、宮城県大崎市出身である吉野作造の関東大震災以後の文章を読み返している。『公人の常識 主張と閑談第四集』(文化生活研究会発兌、大正14年12月18日発行、大正15年1月24日四版、定価2円)の中…

震災後の吉野作造:殺害の対象

20110406 震災後の吉野作造:殺害の対象戦前は羽田書店*に入り、1945年みすず書房の設立に携わり、45年間編集責任者をつとめた小尾俊人は、戦後を体現する代表的編集者のひとりである。小尾の『出版と社会』(幻戯書房、2007年、654頁、税込9975円)は、関東…