2020-04-03から1日間の記事一覧

京極純一先生を偲ぶ

20160717記 京極純一先生を偲ぶ20160715「京極純一先生を偲ぶ会」での挨拶の下原稿 私は、一人の編集者として、京極先生にお付き合いさせていただき、何冊かの著作を刊行させていただきました。先生については、たくさんの思うことがありますが、三つに絞っ…

「軍隊のお話(京極純一先生)」

20161016記 古いファイルを整理していたら「軍隊のお話(京極純一先生)」という題の400字11枚ほどのワープロ文書が出て来た。1994年9月14日、東京広尾の先生のお宅に行った際に伺った話だが、とても貴重なものと思って、帰社後、その日のうちにワープロで打…

西谷能英『出版は闘争である』(論創社)読了

2015/04/03記 未来社の社長である西谷能英さんの『出版は闘争である』(論創社)を読了。とても面白かった。出版と出版業界のこと、書籍と文字とに関してなど、いろいろと考えさせる本である。ぜひ、本に関心を寄せる人には読んでもらいたい。実は、2004年秋、…

飯田泰三『大正知識人の思想風景:「自我」と「社会」の発見とそのゆくえ』を読む

2019/04/03記 飯田泰三『大正知識人の思想風景:「自我」と「社会」の発見とそのゆくえ』(法政大学出版局 2017. 4)読了。本書は、著者の1973年度の博士論文「大正知識人の成立と政治思想:「文明批評家」の場合を中心に」を活字化したものであり、それに197…

本庄陸男『石狩川』を読む

20171117記 本庄陸男『石狩川』(『北海道文学全集8 開拓の礎』立風書房1990 所収)読了。戊辰戦争で賊軍となった仙台藩の支藩 岩出山伊達家は俸禄のほぼ全面的な削減にあい、藩主を先頭に家臣団の一部は新天地を求め北海道に渡り、石狩川沿いの当別開拓と…