2021-05-13から1日間の記事一覧

丸善百年史のなかの早稲田叢書

丸善百年史のなかの早稲田叢書070323竹中英俊 1980年に刊行された浩瀚な社史『丸善百年史』(上巻、下巻、資料編)は、欧米新知識の導入と舶来品の輸入とを手掛ける目的で発足し、その後紆余曲折を経て1969年に百年を迎えた丸善の記録であるだけに、出版史の…

川端康成を読む⑴

この連休の間、川端康成の作品を集中的に読んだ。手に取ったのは、集英社版『日本文学全集39-40 川端康成集(一)(二)』(1966年)。定価290円。半世紀前に購入して拾い読みした本である。(集英社版のこの全集は、埴谷雄高の『死霊』が収録していたり、また安価…