2020-04-05から1日間の記事一覧

追悼:南原実氏

20131203 追悼:南原実氏 11月12日逝去。享年83.膵臓がんではあったが、まだ先と思われていた、とご遺族からお聞きした。あまり知られていないが、氏は、最初『生と死の妙薬』という邦題で刊行されたレイチェル・カーソン『沈黙の春』の訳者(青樹簗一)で…

中嶋洋平『サン=シモンとは何者か』(吉田書店、2018.12)に触れて

第181回復幸実学共働学習会講師:中嶋洋平(同志社大学助教)日時:2020/03/09(月) まず講師の履歴を『サン=シモンとは何者か』(吉田書店、2018.12) から引用する。《1980年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後…

「大和魂」ということ――萩「至誠館」で考えたこと

「大和魂」ということ――萩「至誠館」で考えたこと2017.5.6 先の拙文「至誠と公共」において、京都フォーラムの至誠館大学バスツアーで山口県萩市に行った際、実践部会メンバーと共に松陰神社の宝物殿「至誠館」を訪れ、難波征男先生の解説を受けながら、松陰…

真壁仁「大学出版の源流: 「官板」から「福澤氏蔵版」まで」

2013/04/05 『大学出版』94号(2013.4)が出来てきた。大学出版部協会50周年記念特集の第二弾。冒頭の真壁仁「大学出版の源流: 「官板」から「福澤氏蔵版」まで」が秀逸。18世紀末、幕府直轄となった昌平坂学問所の官板を大学出版の一つの源流と看做して追跡し…